ダンシングストーンのネックレスを選ぶとしても、クロスフォー(Crossfor)から出ている定番コレクションは100種類以上あります。値段の安いジルコニアもありますが、やはりダンシングストーンの1番の魅力を堪能するため、揺れるダイヤを選びたいところ。人気TOP5を始め、ダイヤを使った人気TOP3のネックレスを紹介します。
執筆者はしまだです。米国宝石学協会GIAホルダー、年間30件以上の鑑定に携わる。現在、Gem-A FGA取得に向けて研鑽しています。記事の編集ポリシー・レビューガイドラインも併せてご確認ください。
ダンシングストーンとは
ダンシングストーンとは、特殊な加工が行われる事で、その名の通り踊るように揺れ続ける宝石の事です。
特殊な加工と言っても、宝石自体に細工をする訳ではありません。宝石のセッティング方法を工夫する事で、小刻みに動き続ける状態を維持しています。宝石全般に言える事ですが、その輝きは動きによって生み出されます。
今までのジュエリーは完全に地金へ固定されるため、宝石本来の輝きは限定的でした。しかし、ダンシングストーンの魅力はその欠点を上手に解決した画期的なジュエリーとして人気を集めています。1万円未満の低価格帯のコレクションも展開され、アクセサリー感覚で気軽に試すことができるのも魅力です。
クロスフォーが開発したダンシングストーン
ダンシングストーンは、宝石の街として全国的に知名度の高い山梨県甲府市にあるクロスフォー社(Crossfor)が開発した日本の技術です。
ダンシングストーンはなぜ揺れ続けるのかには理由があります。完全に固定しないで宝石が揺れている訳ではなく、丸カンと呼ばれるリング部分に特殊な加工を施して、宝石自体は完全に固定されていても、その周りパーツが揺れ続けてくれます。
ダンシングストーンの強度に関してもメーカーの調査が行われており、一般的なジュエリーと同等以上の品質が担保されています。東証にも上場している国内ブランドのため、アフターフォローやメンテナンスに関しても安心できます。
揺れるネックレスの魅力
ネックレスは本来動きが乏しいジュエリーです。
例えば、ピアスであれば頭の動きに連動して割と動きます。そして、リングは手や指の動きに連動するため最も動きます。それらに比べてネックレスは、身体の体幹を飾るため運動中でない限り体幹はそうブレる事はないため動きが出ません。
つまり、動きの出にくいネックレスは常に揺れるダンシングストーンとの相性が抜群で、胸元の印象をガラリと華やかに変えてくれる魅力があります。
揺れるダイヤがネックレスではおすすめ
揺れるダイヤはダンシングストーンの中で最も美しく輝きます。
ダンシングストーンは、あらゆる宝石で展開されています。例えば、模造ダイヤであるジルコニア(CZ)は低価格帯のコレクションに採用され、サファイアやルビー、エメラルドを始めとして様々な宝石がセッティングされたダンシングストーンのネックレスがあります。
揺れるダイヤは、それら宝石の中でも透明度が高く、全反射による輝き(ブリリアンス)、虹色のゆらめき(ファイア/ディスパージョン)、キラキラした煌めき(シンチレーション)は群を抜いています。
特に、揺れるダイヤは煌めきをワンランクアップさせるため、ネックレスを身に付ければ華やかな存在感を胸元に演出する事ができます。サファイアやルビーなど他の宝石ではダイヤほどの華やかさを演出する事はできないでしょう。
クロスフォー(Crossfor)ネックレスの注目ベストセラー
ダンシングストーンのネックレスは、クロスフォー(Crossfor)で144種類あります。
その中でも人気を集める定番ネックレスから、スポットで販売されているデザインを含め、まずベストセラーであるTOP5のネックレス、そしてダイヤを使ったダンシングストーンネックレスTOP3を紹介します。ダンシングストーンのネックレス選びで気をつけたいのは、ベストセラーのネックレスの中にもダサいデザインは少なくありません。
ダンシングストーンのダサいネックレスTOP3はここでは割愛しますが、クロスフォーのダンシングストーンを買おうとしている場合には注意した方が良いことを別の記事に掘り下げて解説していますので、併せてご覧ください。
クロスフォー(Crossfor)ネックレスの人気TOP5
クロスフォーでベストセラーになっているネックレスを紹介します。
TOP5の内訳としては、ジルコニアがセッティングされたリーズナブルなネックレスが上位を占めました。ダイヤがセッティングされたダンシングストーンのネックレスはTOP5の中では1点だけです。
ダンシングストーンのネックレス第1位「Good Future」
ベストセラーの頂点に輝いたのは、Good Futureコレクションです。
クロスフォーと言えば、このデザインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。不動の一番人気となっているダンシングストーンを代表するデザインで、ジルコニアではありますが、同じサイズであればダイヤ1カラット相当の大きさで、十分な迫力があります。
一粒ダイヤのネックレスでも1カラットあると目立ちますが、ダンシングストーンの場合と比べてしまうと存在感が全く違います。この価格(1.1万円)でこの品質のアクセサリーが手に入るならば、試しに買ってみようという気持ちになってしまうでしょう。
ダンシングストーンのネックレス第2位「relate」
ダンシングストーンのネックレス第2位はrelateコレクションです。
総合1位は惜しくも逃してしまいましたが、ダイヤを使ったダンシングストーンのネックレス部門では第1位です。お値段は倍以上(2.4万円)しますが、地金もピンクゴールドにアップグレードされ、合計0.07カラットのダイヤがセッティングされてるハート型のネックレスです。
ダンシングストーンのネックレス第3位「Loop2」
ダンシングストーンのネックレス第3位はLoop2コレクションです。
ダンシングストーンを囲うようにデザインされたメビウスの輪は、神秘的な印象を醸し出します。ジルコニアではありますが、ダイヤにすると0.5カラット相当のサイズがセッティングされています。
ダンシングストーンのネックレス第4位「Jupiter」
ダンシングストーンのネックレス第4位はJupiterコレクションです。
シンプルなデザインながら、片側にだけあしらわれたジルコニアが華やかさをワンランク上げてくれます。トップのジルコニアはダイヤにすると、0.5カラット相当のサイズがセッティングされています。
ダンシングストーンのネックレス第5位「Moon Drop」
ダンシングストーンのネックレス第5位はMoon Dropコレクションです。
その名の通り、月の光から溢れてしまったばかりの雫のようで、夜に出かける際には意識して着けたいと思わせてくれます。トップのジルコニアはダイヤにすると、0.3カラット相当のサイズがセッティングされ、小さな雫に愛着が湧いてきます。
ダイヤが使われたクロスフォー(Crossfor)ネックレスの人気TOP3
ダンシングストーンならジルコニアのようなフェイクではなく、やはりダイヤのネックレスをおすすめします。
実はランク外となってしまいましたが、ベストセラーTOP10まで広げるとダイヤを使ったダンシングストーンのネックレスが合計3点ほどランクインしていました。
ハート型のネックレスは第2位でしたが、第6位だったのはサークル型のネックレス、そして第10位にはピンクダイヤが使われたネックレスでした。なんと、これらのお値段は最も安いネックレスで2.4万円、高くても3.4万円でした。いずれも0.1カラット未満のダイヤが使われていますが、その輝きはお値段以上でおすすめです。
実はセミオーダーも受付ができるクロスフォー
クロスフォーはセミオーダーができます。
公式HPには記載がありませんが、カスタマーセンターへ問い合わせをすると、個人からのフルオーダーは受付していないようですが、セミオーダーなら受付してくれるようです。
オーダーにつきまして、ある程度の選択肢からお選びいただく形であればご対応可能でございます。
・ご希望素材(プラチナ、K18など)
・ ご希望 ダイヤct
・ご予算
をお知らせいただけましたら、弊社から
・いくつかの型
・ダイヤ品質
のご提案をさせていただきます。Crossfor Online Store
あとがき
ダンシングストーンのネックレスはクロスフォーしかありません。
直販ではなく、様々な代理店から定番コレクションでないデザインもあるため、0.1ct以上のダイヤを使った本格的なダンシングストーンのネックレスを探している場合には取扱代理店を探す必要があります。