ティファニーの指輪は人気で選ぶと50代では損をしてしまうかもしれません。実は50代に似合う指輪は、他の年代に比べて全盛期と言っても良いほど選択肢が増えます。大袈裟ではなく、どれを身につけても似合います。でも、どうせ選ぶなら、50代に一番似合う指輪を選びたいと思いませんか。
執筆者はしまだです。米国宝石学協会GIAホルダー、年間30件以上の鑑定に携わる。現在、Gem-A FGA取得に向けて研鑽しています。記事の編集ポリシー・レビューガイドラインも併せてご確認ください。
ティファニーの指輪が50代に人気がある理由
ティファニーが50代に人気なのは、その歴史と豊かな選択肢です。
ティファニーは創業1837年の長い歴史から生まれた信頼があります。ティファニーは指輪に限らず、数十年以上売れ続けるコレクションが豊富にあります。世界一のジュエリーブランドと言われる所以がここにあり、定番と言われる指輪にはタイムレスな魅力を放ち、どの指輪を選んでも間違いはありません。
似合うかどうかは単なる主観に過ぎず、ティファニーの歴史が証明していると言っても過言ではないでしょう。50代に限らず、その信頼感と豊かなコレクションはティファニーの右に出るブランドはありません。
50代に人気のある指輪
50代に人気のある指輪はティファニーだけではありません。
例えば、ティファニーを始めとした世界5大宝石商やグランサンクと呼ばれるパリ5大ジュエラーにも人気がありますが、国内ブランドにも根強い人気があります。50代に人気のある指輪を絞り込むのは至難の業です。
言ってしまえば、50代は他の年代に比べてジュエリーが最も似合う年代です。自身のジュエリーコレクションによって、ブランドを揃えたり、違うブランドを楽しむことができる余裕が生まれます。保守的に伝統を味わうも良し、今まで手に取らなかったようなデザインに50代で挑戦してみるのも良いかもしれません。
ティファニーの指輪を人気で選ぶと失敗する50代
50代になると人気を気にして指輪を選ぶと失敗しがちです。
50代は誰もがジュエリー全盛期、しかも一定の趣向が必ず根付いている年代です。そのような50代が、他人の意見を気にしていては勿体ありません。少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、どの指輪を身につけても似合ってしまうのが50代です。つまり、どうせ何を選んでも似合うなら、自分らしい指輪を選ばないと損だという話です。
自分らしい指輪、その見つけ方は簡単です。どのようなストーリーや意味をその指輪に持たせるのか、その仕立てが自分にとってしっくりくるかどうかでしょう。ティファニーの指輪には、1つ1つのコレクションにストーリーや意味があります。それに重ね合わせても良いでしょうし、そのキーワードから自前で仕立ててしまうのも魅力的です。
50代の方へ指輪をプレゼントするならば、そういった想いを言葉にして伝えると喜んでもらえます。
人気を気にせず50代で選びたいティファニーの指輪3選
50代に似合うティファニーの指輪を人気に関わらず3つ挙げるならば、Tワンリング、16ストーンリング(エメラルド)、ヴァインバイパスリングです。
他にもティファニーには魅力的な指輪がありますが、50代だからこそ他の年代より最も似合うコレクションを厳選しました。50代に限らず、ティファニーの指輪はティファニーらしさを味わいたいので、プラチナやホワイトゴールドより、他ゴールド系カラー(イエロー・ローズ)を選びました。ちなみに、コレクションによっては、シルバーなど他素材の方が似合う指輪もあります。
ティファニーの顔とも言えるTワンリング
Tワンリングはティファニーのアイコンジュエリーと言っても過言ではないでしょう。
Tワンリングは、ティファニーTの中でも2020年に発表されたばかりの最新コレクションの1つです。ティファニーの頭文字をモチーフに、十字架(クロス)に見立てることもできます。「解放」をテーマとするこの指輪は、限りないパワーを内に秘めた50代には欠かせません。
幅は2.5か4.5mmのどちらかを選べるため、指輪の存在感を調整できます。地金はゴールド(イエロー・ローズ・ホワイト)の3色展開、値段は16万円からです。
エキゾチックさが絶妙に美しい16ストーンリング(エメラルド)
16ストーンリングはダイヤのみ、サファイアやルビーのバリエーションもありますが、やはり50代にはエメラルドが似合います。
ティファニーを代表するジュエリーデザイナーの1人であるジャン・シュランバージェが手掛け、大自然のエネルギーを形にした各コレクションはまさにティファニーのビッグバンです。本質的な美を抜き取った独創的なデザインが魅力で、ティファニーの歴史を語ってくれるような指輪です。
ちなみに、値段は136.4万円です。
上品な華やかさが際立つヴァインバイパスリング
ヴァインバイパスリングはダイヤのみ、ブルーサファイアのバリエーションもありますが、ピンクサファイアとローズゴールドの組み合わせがティファニーらしく50代にピッタリです。
「星空」をテーマとするこの指輪は、幼き日に夢見た星を掴んだような気にさせてくれます。上品な華やかさはティファニー随一で、三拍子(ダイヤ・カラーストーン・地金)が揃った指輪は、贅沢にダイヤを使ったティファニービクトリアコレクションならでは。
値段は258.5万円からです。メインストーンの無いデザイン(76.5万円)もあります。
あとがき
50代では人気なんて気にする必要はありません。
お気に入りの指輪探しは、実はきっかけ(ストーリーや意味合い)さえ作ってしまえば、難しく考える必要なんてないのかもしれません。定番となるかは不明ですが、2022年は日本上陸50周年を記念して、ブランド初ティファニーでセミオーダープログラム(マイ・ティファニー・ダイヤモンド)が開かれましたので、そういったイベントを狙うのも手かもしれません。