ダイヤモンドの4Cで優先させる3C

ダイヤモンド

ダイヤモンドの4C、優先させる3Cとは?

ダイヤモンドの4Cとはカラット、カット、カラー、クラリティーです。品質を決めるだけでなく、資産価値を高めるなら3Cも重要になってきます。ダイヤモンドは決して安くないため、用途や予算によって4Cの中で優先順位をつけながら折り合いをつけ探しましょう。

執筆者はしまだです。米国宝石学協会GIAホルダー、年間30件以上の鑑定に携わる。現在、Gem-A FGA取得に向けて研鑽しています。記事の編集ポリシー・レビューガイドラインも併せてご確認ください。

ダイヤモンドの4Cとは

ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの4Cとは世界的な評価基準になります。

4Cとはカラット(重さ)、カット(技術)、カラー(色)、クラリティ(欠点と内包物)の頭文字Cを取って4Cと呼ばれ、買う側にとっては4Cという共通用語によってダイヤモンドの品質を合理的に信頼できるようになりました。

第二次世界大戦以降、ダイヤモンド業界が総力をあげてこの4Cの概念を標準化しようと勢力したと言われていますが、デビアス社N. W. Ayer & SonGIAは4Cの産みの親とそれぞれ自称していますが結局どこが最初だったのか明記された文献は見つかりませんでした。

4Cで最も嘘をつかないカラット(ct)

ダイヤモンドの4C(カラット)

まずダイヤモンドを目にすると誰もが知っている有名な基準はカラットでしょう。

カラットはダイヤモンドの4Cに限らずジュエリー全般で使われ、1907年には「1カラット=0.2g」とメートル法との関係が厳密に適用されるようになりました。カラットの語源は豆の一種のカロブ(carob)と言われ、乾燥したその豆を分銅代わりに使って計量していた頃の名残りが転じて呼ばれるようになったと言われています。

ちなみに、1カラットの1/100の単位は「ポイント」と呼ばれ、小さなダイヤモンドの場合にはポイント単位で取引をされる事もあります。どちらにしても、4Cの中でカラットは人間の判断の入る余地がなく、厳格に評価できる基準となります。

詳しくはこちらの記事で紹介していますが、多くの人にとってはブランドとデザイン、カラットこの3つでダイヤ選びは完結するのではないでしょうか。

4Cの売れっ子カット

ダイヤモンドの4C(カット)

4Cで注目を集めているのはカットです。

ダイヤモンドの美しさの1つに輝きがあり、ファセットと呼ばれる研磨された平面の位置と互いになす角度を調整することによって、全反射することを利用した輝き(ブリリアンス)と光の分散を利用した虹のような色のゆらめき(ファイア)が最大化するようカットされています。形(Proportion、Symmetry)と仕上げ(Polish)が評価の対象で、輝きの程度はExcellentからPoorまで5つに区分されています。

一方で、標準的なラウンド・ブリリアント以外のカットはカラー、クラリティそして4Cではありませんがデザインによって人気が分かれカットよりカラットが評価される傾向があります。

実はカットによって、優先すべき4Cが違うとしたらどうでしょうか。詳しい記事はこちらをご覧ください。

4Cで最も闇の深いカラー

ダイヤモンドの4C(カラー)

4Cで最も趣向が分かれるのはカラーです。

大部分のダイヤモンドは無色から黄色系統になり、色味の度合いで評価が決まります。まず、大雑把なカテゴリーが分かれていて、無色(Colorless)、ほぼ無色(Near colorless)、わずかな黄色味(Faint yellow)、非常に薄い黄色(Very light yellow)、薄い黄色(light yellow)となります。その中をさらに無色(D~F)、ほぼ無色(G~J)、わずかな黄色味(K~M)、非常に薄い黄色(N~R)、薄い黄色(S~Z)の23段階によって区分され、アルファベットの早い文字ほど評価(価格)が高くなります。

一部例外があり、ファンシーイエローといった鮮やかな黄色だと評価されれば逆に評価が上がります。黄色から褐色系統以外はカラーダイヤモンドと呼ばれ供給量は極端に少なく、さらに評価が上がります。

一方で、マスターストーン(見本)と見比べるため、技能の高低や経済的な欲得が入り込む可能性があり、4Cの中ではブレやすい基準の1つとなります。

カラーについて詳しくはこちらの記事でもう少し掘り下げて紹介しています。

4Cではクラリティでジュエリーかどうか決まる?

4Cではクラリティでジュエリーかどうか決まる?

4Cでクラリティは自分にとってのジュエリー品質を決める境界線となります。

クラリティーは表面上の傷あるいは何らかの欠点(Blemishes)と内部に含まれた包有物(Inclusions)の有無や程度が評価され、透明度の高いFLからI3まで区分されています。

内外部に欠点が発見できなければFL(Flawless)、内部に欠点が発見できなければIF(Internally Flawless)、10倍ルーペを使って発見困難な内包物があるとVVS1,VVS2(Very Very Slightly Included)、10倍ルーペを使ってやや発見困難な内包物があるとVS1,VS2(Very Slightly Included)、10倍ルーペを使って発見が容易、肉眼では困難な内包物があるとSI1,SI2(Slightly Included)、肉眼で容易に発見できる内包物があるとI1,I2,I3(Included)となり、11段階に区分されています。

技能の高低や経済的な欲得が入り込む可能性があり、4Cの中ではブレやすい基準の1つとなります。こちらの記事で掘り下げて解説しています。

4Cの中で優先させる3C

4Cと3C

4Cの中で優先させる3Cがあります。

お気づきの方も多いと思いますが、ダイヤモンドの価値を決めるには4Cがどれも必要です。一方で、自身に必要なダイヤモンドを探すためには3C(カット、カラー、クラリティ)になります。カラットを構成した3Cの組み合わせでは、品質の面で不十分です。逆にカラットを外した3Cでは、残りの要素は予算に応じて選ぶことが可能です。

何故、カラットを4Cから外すのか、それは唯一、美しさと何も関係の無い指標で、価値が最も担保される選び方だからです。勿論例外もあります、ダイヤモンドに限らずカラットが大きくなればなるほど希少性も高まるため、2カラット以上のダイヤモンドになると話は変わってきます。

あとがき

4Cにより素人でもおおよその価値がわかるようになりました。

身につけて楽しむジュエリーではなく、持っていて価値のある4Cの最低基準は2.0カラット、VVS1、Eカラー、Excellentだと言われています。例えば、実際にはカラットは下げたとしても、その他3Cの条件は死守したい所です。

参考書籍

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