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スライスダイヤモンドより一部の人たちにはフラットダイヤモンドという名で知られているかもしれません。スライスダイヤの魅力は、世界中でトレンドにもなっているナチュラルダイヤモンドに代表されるような魅力があります。また、スライスダイヤは多くの小規模ブランドが扱っていますが、おすすめは英国デザイナーのウィリアム氏でしょう。
執筆者はしまだです。米国宝石学協会GIAホルダー、年間30件以上の鑑定に携わる。現在、Gem-A FGA取得に向けて研鑽しています。記事の編集ポリシー・レビューガイドラインも併せてご確認ください。
スライスダイヤモンドとは
スライスダイヤモンドとは数ミリにスライスカットされたダイヤです。
一般的なダイヤは4Cと呼ばれる品質基準に従って価値が決められるため、ダイヤ原石から良い条件を備えた部分を宝飾用として、基準以下のものは工業用として加工され出荷されます。
例えば、スライスされているダイヤの多くはクラリティの低いI3未満のダイヤたちです。一部には、4Cの品質は備えていますがサイズの関係で正規カットされなかったダイヤもあります。つまり、一般的なダイヤより安い値段で手に入ります。
スライスダイヤモンドの魅力
スライスダイヤモンドの魅力は鈍い輝きです。
一般的なダイヤは輝きや虹のゆらめきが魅力ですが、スライスダイヤモンドの輝きは華やかではありません。サファイアやルビーなどと同じように、鉱石そのものに潜在する透明感や鈍い輝きによって生まれます。世界で1つだけの宝石として丸ごと味わい尽くせる個性は、ショーケースに飾られるような一般的なダイヤではそう味わえません。
例えば、シンプルなスライスダイヤはモダンな印象を与え、ローズカットのようなファセットを持たせたスライスダイヤはクラシックな印象に包まれます。また、スライスダイヤは薄くカットされているため、直径が稼げて存在感のあるジュエリーに仕上がります。
加えて、一歩間違ってしまうと下品な印象を与えやすいダイヤジュエリーですが、華やかな輝きを放たないため、サイズアップされたジュエリーでもスライスダイヤなら上品な印象を与えてくれます。
ローズカットなどアンティークダイヤに関して詳しく掘り下げていますので、併せてこちらもご覧ください。
ナチュラルダイヤモンドとして注目が集まる
スライスダイヤを始め、昨今ではナチュラルダイヤモンドに注目が集まっています。
ナチュラルダイヤとはスライスダイヤと同じように、今まで宝飾基準未満だったダイヤに対して誰も見向きもせず、一括りに工業用として出荷されていましたが、個性的なダイヤとして価値が認めらるようになってきました。「新しい、完璧」などの価値観が大多数なのは今でも変わりませんが、「個性的でより自然に近い」など新たな価値観が台頭し、世界に同じものは1つもないため多くの支持を集めています。
ナチュラルダイヤはリーズナブルな価格設定も相まって、世界中の小規模ブランドデザイナーが注目しています。特に、ナチュラルダイヤはアンティークデザインを得意としたブランドとの相性が良く、ローズカットに代表されるビンテージカットが施されて定番化されているコレクションもあります。
スライスダイヤモンドのおすすめリングブランド
スライスダイヤモンドのおすすめリングブランドを紹介します。
世界中にスライスダイヤのトレンドは広まり始めていたのですが、日本でフラットダイヤモンドという名ではありましたが、最初にその存在を広めたのは芸能人として根強いファンの多い石田ゆり子さんでしょう。
Instagramからもナチュラルな印象が多い石田さん、英国在住のジュエリーデザイナーであるウィリアム・ウェルステッド(William Welstead)のスライスダイヤを手にした事で話題になりました。
「石の中には微生物のような独特の曇りや傷もありますが、それがわたしにとってはむしろ魅力なのです」石田ゆり子(Lily ――日々のカケラ――)
ウィリアム氏のInstagramもあり、ダイヤ以外にもサファイアやルビーなど様々な宝石のスライスカットを使ったジュエリーを展開しています。ただし、どれも定番コレクションではなく一点ものしかありません。リングが有名ですが、ネックレスやピアス(イヤリング)のコレクションもあります。
入手方法は2つです。国内店舗はありませんが、ドーバー ストリート マーケット(銀座)でも一部取扱いがあります。もしくは、ウィリアム氏デザイナー本人も日本へ頻繁に来日しており、公式HPより問い合わせればスケジュールを教えてくれます。勿論、日本からの通販(個人輸入)にも対応してくれます。
あとがき
スライスダイヤモンドやナチュラルダイヤモンドに宝石としての価値は求めない方が良いでしょう。
ダイヤとしての価値は、一般的な4C品質で決まるため、スライスダイヤやナチュラルダイヤは基準未満のダイヤたちから生まれた経緯も含めて、買取価格は期待できない事に注意しておきましょう。場合によっては、ジルコニア(CZ)やモアッサナイトなどの模造ダイヤより安い見積価格になってしまう場合も少なくありません。
一方で、世界にたった1つのスライスダイヤやナチュラルダイヤは所有欲を満たしてくれ、ジュエリーコレクションを育てるためのとっておきとなってくれるでしょう。スライスカットを見かけることは少ないため、ありがちな華やかさが前に出てしまうダイヤと比べ、「それ可愛い」と話題になってくれます。