40代で選びたい一粒ダイヤネックレス

ダイヤモンド

40代で選びたい一粒ダイヤネックレス

40代ならば安物買いの銭失いとならぬよう一粒ダイヤネックレス選びのポイントを紹介します。シンプルさが魅力なので、ブランドによって違う部分も少ないですが、実は細かい部分で違いがあります。40代でどのような基準で選べば良いのか、中上級者向けのアイデアも紹介しています。

執筆者はしまだです。米国宝石学協会GIAホルダー、年間30件以上の鑑定に携わる。現在、Gem-A FGA取得に向けて研鑽しています。記事の編集ポリシー・レビューガイドラインも併せてご確認ください。

一粒ダイヤネックレスの魅力

ひと粒ダイヤモンドネックレスの選び方(デザイン編)

一粒ダイヤネックレスの魅力は飾らない美しさにあります。

実際に、「シンプルさは究極の洗練である(レオナルド・ダ・ヴィンチ)」や「Less is more(ミース・ファン・デル・ローエ)」など歴史に残る偉人達が晩年に言及していた考え方は、まさに一粒ダイヤネックレスの魅力に通じる部分があります。

40代で一粒ダイヤネックレスを選ぶなら、仮にどのようなブランド、ダイヤ品質、デザインを選ぼうとも、あなたにとって一生物のジュエリーになるはずです。

一粒ダイヤネックレスは、日本だけでなく世界中の40代から愛されていて、トレンドに左右されないタイムレスな美しさが魅力のネックレスです。その理由はシンプルな一粒デザインなので、デザインよりダイヤそのものを存分に堪能できるため、永遠の輝きと称されるダイヤの美しさを一時でさえ身につける事が出来るからでしょう。

実際に日本独自の美意識として世界から注目されている「わびさび(侘び寂び)」は茶道や日本庭園から見て取れ、まさに一粒ダイヤネックレスは40代だけでなく日本人(男女問わず)と相性が良いジュエリーなのかもしれません。

こちらの記事では、一粒ダイヤネックレスの魅力をさらに掘り下げて紹介しています。

一粒ダイヤネックレスのデザイン

一粒ダイヤネックレスのデザイン

一粒ダイヤネックレスは多様なデザインがあります。

シンプルな一粒ネックレスではありますが大きく3つから構成され、ダイヤの形(カット)、デザイン(爪や石座やバチカン)、素材(プラチナやゴールド)によって一粒ダイヤネックレスの印象は大きく変わります。一粒ダイヤネックレスと言えばラウンドブリリアントカットが一般的ですが、これら1つだけでも違うとどのように違うのか紹介しましょう。

例えば、40代のおすすめブランドには入れていませんが、ティファニーの一粒ダイヤネックレスで有名なのはバイザヤードで、ダイヤのカットはラウンドとハートでバリエーションがあります。小さめのカラットでは遠目からだと肉眼では分かりづらいですが、カラット数が上がると一目瞭然です。

こちらの記事では、一粒ダイヤネックレスのデザインをさらに掘り下げて紹介しています。

40代で選びたい一粒ダイヤネックレス

40代で選びたい一粒ダイヤネックレス、その選び方を紹介します。

初めて一粒ダイヤネックレスを選ぶ場合を想定していて、2本目以上の中級者以上の方は記事下部に中・上級者向けの選び方を紹介しているので、そちらを参考にされてください。

1番のポイントは普段使いできるか

1番のポイントは普段使いできるか

40代で選びたい一粒ダイヤネックレスで1番のポイントは普段使いしやすいデザインを選びましょう。

一粒ダイヤネックレスでも、ブランドによっては凝ったデザインもあります。しかし、普段使いしやすく着用する頻度が高くても飽きがこないのはシンプルなデザインです。

例えば、ラウンドブリリアントカットでプラチナの一粒ダイヤネックレスでしょう。爪は外れてダイヤ紛失しないよう5本以上、もしくはベゼルセッティング(覆輪留め)と呼ばれる爪なしで石座の地金と一体型であれば、爪がないので服などに引っ掛かりにくく、普段使いに最適です。

つまり、仕事からプライベートまで40代が普段使いしやすいのは定番の一粒ダイヤネックレスです。定番だからと言って馬鹿には出来ません、ある意味で人気があって殿堂入りするからこそ定番と呼ばれるようになり、トレンドに左右されなくなるのです。

40代だからこそ自由に選びたいカラット

ダイヤモンドのカラットとは

40代で選びたい一粒ダイヤネックレス、憧れは1カラットでしょうか。

ブランドによっては、一粒ダイヤの品質(4C)が選べるネックレスもあります。当然のことながら、ハイブランドになれば1カラット数百万円という一粒ダイヤネックレスは少なくありません。一般的に海外では大粒のダイヤを使ったジュエリーが好まれますが、日本では1カラット以下が主流で、0.3カラット、0.5カラットが人気です。

一粒ダイヤネックレスの美しさはトップに飾られるシンプルなダイヤとチェーンの長さや太さなどバランスの問題です。例えば、チョーカーのような短めの細いチェーンであれば小さめのスッキリした一粒ダイヤネックレスが似合い、一方でプリンセスのような長めの太いチェーンであれば大きめの迫力ある一粒ダイヤネックレスが似合います。

マチネやオペラほどのネックレスになると、トップの迫力が求められますので一粒ダイヤを選ぶならカラット数を上げる(4C品質を下げても良いので少なくとも2カラット以上)のは勿論、ひと工夫が必要でしょう。

ちなみに、カラット選びにはマジックサイズと呼ばれ、人気の高いカラット数(0.25カラット、0.5カラット、0.75カラット、1カラット)になると数割ずつ値段が高くなるためキリの良い一歩手前のカラット数を選ぶとお得な価格で買うことができます。

詳しくはこちらの記事で掘り下げて紹介しています。

一粒ダイヤネックレスで40代におすすめしたいブランド2選

一粒ダイヤネックレスで40代におすすめしたいブランドを紹介します。

まず、クラシックなブランドイメージが40代に似合う世界5大宝石商カルティエ、最後は知る人ぞ知る老舗ウエダジュエラーです。

40代ならカルティエに挑戦してみては

40代ならカルティエに挑戦してみては

カルティエは敷居の高いイメージがありますが、40代から本当の意味でおすすめできるブランドです。

カルティエは数多くの王室御用達として歴史を積み重ね、格調の高さが印象のブランドで40代以上が手にするとグッとイメージが引き締まる一粒ダイヤネックレスです。

特に、1895コレクションの一粒ダイヤネックレスは王道でタイムレスな魅力があり、一見するとCコレクションのようにカルティエと分からないのが逆にお洒落です。ブランドイメージと相まってワンランク上の一粒ダイヤネックレスとして40代以上男女問わずおすすめです。

40代で持っていると驚かれるウエダジュエラー

40代で持っていると驚かれるウエダジュエラー

ウエダジュエラーは国内最大手であるミキモトに並ぶ、知る人ぞ知る創業130年の老舗ブランドです。

大手のように全国展開せず、古くから国内外の富裕層たちのプライベートジュエラーとして歴史を積み重ねてきました。その信頼と実績に裏づけされた国産一粒ダイヤネックレスは他のブランドでは真似できないため、40代で手に入れる一生物ネックレスとしておすすめです。

ウエダジュエラーの一粒ダイヤネックレス(覆輪留め)は0.1カラットの10万円からオンラインショップでもありますが、カラット数は相談して柔軟に変更できます。

全国に店舗がなく東京の帝国ホテルにギャラリーを持つため、地方では通販しかありません。しかし、地方でも安心して通販できる丁寧な対応はさすが国内ブランドといったところでしょうか。一粒ダイヤネックレスとして40代に限らずおすすめです。

【40代の中・上級者向け】一粒ダイヤネックレスのセミ・フルオーダー編

【40代の中・上級者向け】一粒ダイヤネックレスのセミ・フルオーダー編

一粒ダイヤネックレスの主役は一粒のダイヤです。

その主役選びで基準となるのが4Cです。予算に応じて4Cの条件を調整することで、自分だけの理想的な一粒ダイヤネックレスを手に入れる事ができます。このコンテンツを読んでいる読者はおそらく一粒ダイヤネックレスの1つや2つは持っているでしょう。40代ならば安物買いの銭失いとならぬよう一粒ダイヤネックレス選びには慎重に条件の合う在庫が整うまで待ちましょう。

まず、ファンシーカラーダイヤを選ぶかどうかで条件は変わります。40代が身につける一生物で特別な一粒ダイヤネックレスだと、予算があればブルーやピンクダイヤをセッティングしても良いでしょう、この場合には条件を指定できるほど豊富な選択肢はありません。

一方で一般的なダイヤなら、VVS1、Eカラー、Excellent以上の品質を持つダイヤであれば、ブランドに問わずジュエリー(宝石)としての価値を担保してくれます。

一方で変化球ではありますが、このような考え方も紹介しておきます。一粒ダイヤネックレスはチェーンが切れてトップの一粒ダイヤを紛失してしまうリスクもあり、その特質上どうしても避けられません。

そのため、いっそのこと割り切って天然ダイヤではなく人工ダイヤをトップにするという手もあります。天然と比べて同じ品質を持ちながら、おおよそ1/10の価格で手に入る割安感は40代にとっても魅力的でしょう。

人工ダイヤに関してはこちらの記事で掘り下げて紹介していますので、併せてご覧ください。

あとがき

一粒ダイヤネックレスは資源高という背景もあり、値段が上がり続けています。

40代のうちに手に入れたいと考えている場合、早い方が得策かもしれません。

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